東映通信工業

用語集

アスペクト比

テレビ画面の横縦比。現行のNTSCの比率は4:3。これを横方向にワイド化したのが16:9の画面比率である。ハイビジョン、次世代のデジタル放送などで使われている。

アナログ信号 (Analog signal)

時間的に連続したなめらかな信号のこと。
CRTのように入力電圧を変えることで、表示の明るさを連続的に変えられるディスプレイをアナログディスプレイという。初期のパソコン用カラーCRTディスプレイは、RGB各色のオンオフの組合せで色を表示していたため、基本的には8色までしか表現できなかった。アナログディスプレイはこれらの階調の組合せで表示できるので、微妙で自然な色調を再現できる。

インタレース (Interlace)

画像表示の1方式で「飛び越し走査」の事。動画を表示する際のチラツキを少なくするのが目的で、2回の垂直走査で1枚の画(1フレーム)を構成する方法。
日本のテレビ放送では、映画フィルムの1コマに当たる画像を525本の走査線で構成する。
走査線とは、テレビ画面に顔を近づけたときに見える横縞で、電子ビームがCRTの蛍光面を上から下に向かって左右になぞった軌跡のこと。
この画像を1秒間に30コマ送ることで動画を表現する。しかし、1秒間に30コマ程度だとちらつきを感じやすい。
そこで、上から下への走査を1本おきに行ない、半分の時間で1画面を完成することでちらつきを低減する方式が考案された。これが、インタレース方式である。

インピーダンス

交流電流に対する抵抗値を表し、単位は「Ω」。

オンスクリーンディスプレイ (On Screen Display)

画面上に文字、図形等の情報(機器の状態、調整項目等)を表示する機能。

液晶ディスプレイ (Liquid Crystal Display)

電圧をかけると分子の向きが変わる液晶の性質を利用した表示装置。
CRTディスプレイと異なり、薄型で消費電力が小さい。表示原理は、2枚のガラス板の間にはさんだ液晶に電圧をかけると、分子の向きが変わって液晶を透過する光の振動方向が変化する。
そして、偏向板を置いておけば、電圧の変化で光を通すか遮断するかを制御できるようになる。
ただし、液晶自体は光を発しないため、暗い場所でも見やすいように背後から蛍光灯などで照らすバックライトが一般的に使われている。
パソコン用の液晶ディスプレイには、DSTNやSTNに代表される単純マトリックス方式と、TFTに代表されるアクティブマトリックス方式の2種類がある。

色同期信号 (color synchronaization signal)

NTSC方式やPAL方式では、カラー副搬送波を二つの色信号で直角2相変調して伝送し、受信側では同期検波により色信号を復調している。
従って、受信側に副搬送波の位相情報を送る必要がある。これを色同期信号と呼ぶ。

色温度

ある色を放つ光源に含まれる、青紫光と赤色光の相対的な強さを表す数値。単位はK(ケルビン)。色温度が高いほど青っぽく、低いほど赤っぽくなる。通常のディスプレイは9300~9900K程度に設定されていることが多い。

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