東映通信工業

用語集

シーク時間 (seek time)

ハードディスクなどの記録装置の性能指標のひとつ。ディスクの所定の位置に読み書きヘッドを移動させるまでの時間を表す。
ディスクの内周部と外周部で異なるので、通常は平均値を用いる。

シャドウマスク (shadow mask)

ブラウン管の中にある、電子ビームを目標の画素に対応する蛍光体に導くための金属板のこと。管面の(表示面)すぐ後ろにあって微細な穴が開いている。

シリアルインターフェース (serial interface)

1本のデータ線を通してデータ1ビットずつ送るデータ転送方式、あるいは物理的な接続コネクターを指す。
パラレルインターフェースのように並んだデータ線同士での同期が不要なので、長距離伝送に向く。パソコンではRS-232CやIEEE1394、USBなどがこの方式を取っている。

スキャンコンバーター (scan converter)

ディスプレイの走査周波数を変換する装置。家庭用のテレビなど、パソコン側のディスプレイ表示用出力の走査周波数に対応していないディスプレイを利用したい場合に用いる。

垂直解像度 (shadow mask)

画像の縦方向のきめ細かさを表すもので、走査線の数、その表示方法によって決まってくる。
走査線を半分ずつ表示するインターレース方式のNTSCの垂直解像度は、約350本、プログレッシブでは約450本。

水平解像度 (shadow mask)

横方向にどのくらい細かな映像が再現できるかを表すデータで、TVの画面上に白黒の縦線が何本判別できるかで決まる。
モノスコープ信号でくさび上の縦線がどこまで判別できるかによって判断するのが一般的。

視野角

ディスプレイを見る角度によってどのくらい垂直、水平のコントラスト(対比)が変化するかの角度を示す。
ディスプレイを真正面を基準とし、視野角が広い製品ほど可視範囲(実際、見ることができる限度の角度)が広がる。
ただし、液晶ディスプレーには、CRTディスプレーとは違って、『見る角度によってコントラスト(対比)が変化する』という特性を持ちあわせているため、光が入ってくる角度によってついたり消えたりする透過率(光が通り抜ける度合い)の急激な変化によりそのコントラストも変わってくる。

走査周波数 (scan rate)

ディスプレイ画面に画像を表示するための走査信号の周波数のこと。
CRTディスプレイでは、ブラウン管の表示面の裏側に塗布した蛍光体を電子線で左上から右下に向かって水平に1ラインずつ照射して、1画面(コマ)分を表示する。
1画面分の表示が終わると再び左上から同じ作業を繰り返す。この動作を走査という。
水平走査周波数は、1秒間に表示する水平方向のライン数に相当し、垂直走査周波数は1秒間に表示する画面のコマ数に相当する。
同期信号と呼ぶ信号に合わせて走査するため、同期周波数と呼ぶ場合もある。
640×480ドットで毎秒60回画面を書き換える場合、60分の1秒の間に480行を走査するので、水平走査周波数は31.5kHzになる。
垂直走査周波数(リフレッシュレート)が同じなら、水平走査周波数が高いほど、高解像度の表示が出来る。

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